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Column

コラム

みんなで考える、これからの市政。あなたも一緒に考えてみませんか?

Vol.4

不登校のその先に、希望があるように。

全国的に不登校の子どもが増加しており、深刻な社会問題となっていますね。備前市においても同様に、不登校児童・生徒の数は増加傾向にあり、早急に対策が必要な事態であることを、多くの保護者が危惧しています。

はい、備前市でも無視できない数の子どもたちが不登校傾向にあり、深刻な問題となっています。しかし残念ながら、そうした子どもたちの居場所や、不安を抱える保護者の相談場所、支援体制が十分とは言えない状況です。

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そうですよね。現在市内には教育支援センターがありますが、そこは“学校に戻すこと”を前提としていて、学校に通えない子どもたちに寄り添った対応にはなっていません。そのため、保護者の中からは不満の声も上がっています…

また、不登校の子どもがいる家庭では、特に母親が子どもの付き添いやケアのために働きに出られず、家庭の収入が減ってしまうケースも少なくありません。そうした家庭は給食費の無償化などの支援も受けられず、経済的に困窮し、貧困問題にまで発展してしまうこともあるのです。こうした実態にも目を向けなければいけません。

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不登校の子どもはもちろん、その保護者も、先の見えない不安の中で懸命に日々を過ごしています。今後の備前市として、何か新たな取り組みが必要なのではないでしょうか?

はい。まずは、「学校以外の多様な学びの場」を提供し、安心して過ごせる“居場所”を整備することが必要だと考えます。 不登校の子どもたちの中には、発達障害や特性を持つ子どもも少なくありません。そうした子どもたちはデジタル工作やプログラミングなどパソコンを活用した学びが得意であることも多いと聴いています。それらのツールを活用しながら、学習や交流ができる環境を整えることで、子どもたちの創造性や自己表現力を養うことにも繋がると考えます。

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また、備前市の豊かな自然・海山・里山といった地域資源を活かし、自然とふれ合う体験ができる環境を提供することも、子どもたちの“生きる力”を育むうえで非常に有効だと思います。

なるほど。「学校に行くこと」だけがすべてではなく、さまざまな学びの形や選択肢があると知るだけでも子どもたちや保護者にとって大きな支えになりますね。保護者への支援は具体的にどのようなものが可能でしょうか?

まずは、相談支援を充実させることが大切だと考えています。不安や悩みを共有したり、同じような立場の人と情報交換できる場があるだけで、心の重荷は少しずつ軽くなっていきます。 そうした「つながり」の中で、孤独や孤立感は大きく和らぎ、前向きな一歩を踏み出す力にもつながるのではないでしょうか。

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確かに、同じ悩みを持つ人とつながれるだけでも心が軽くなりそうですね。

その通りです。さらに、子育てで中断したキャリアの再就業や、スキルアップのためのサポートなどを行うことで経済的な不安を軽減し、前向きな一歩を後押しできるのでは、と考えています。これらのことを行政だけでなく、地域の企業や団体とも連携し、官民一体となって取り組んでいくことが大切だと考えています。

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そうですね!当事者や家族の声や想いを大切にしながら、行政・地域・企業が手を取り合って進めていきたいですね。みんなで考えながら、私たちの力で未来を変えていきましょう。

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